谷崎万華鏡 谷崎潤一郎全集(その23)2017年04月21日

谷崎潤一郎の没後50年の全集発行で、ネット上でのキャンペーンとして「谷崎万華鏡」というマンガによる谷崎潤一郎の作品紹介をしていた。キャンペーン中は11編のマンガの全部のページを見れたが、今は冒頭の2ページのみになり、その代わりとして単行本になり、1,080円で発行されたのは昨年だった。見逃したところもあったので、ネットの古書店に出ているものを、700円(送料込)で買ってみた。
 マンガで谷崎潤一郎の作品を紹介して、本の拡販につながればという狙いであろうが、大概のものを読んでしまっている私には面白いものではなかったものの二編はよかった。
 1編は、中村 明日美子なかむら・あすみこの「続続蘿洞らどう先生はよかった。このとき私はまだ「蘿洞先生」、「続蘿洞先生」は読んでおらず、このマンガがきっかけでその二つを没後全集で読んだ。
 マンガの「続続蘿洞先生」は中村明日美子が続編として作ったもので、谷崎潤一郎の原作があるわけではない。そのことで、谷崎潤一郎の「蘿洞先生」、「続蘿洞先生」を読みたくなる効果を出した。いいアイデアだ。
「続蘿洞先生」では、蘿洞先生は、とある劇団の障害をもった美人女優の生野真弓と結婚をして終わる。「続続蘿洞先生」では、真弓は結婚の2年後に死亡していて、弔問に行った雜誌記者は蘿洞先生から真弓の形見の品を渡され、私が亡くなったときに私と一緒にこれも焼いてくれるように、と頼まれる、といった筋である。
 小さな箱に収めてある、その指のようなものはなんなのだ? とタネを明かさずマンガは終わる。気になるから「蘿洞先生」、「続蘿洞先生」を読みたくなってくるではないか。

 興味を持たれた方は、以下に「蘿洞先生」、「続蘿洞先生」の全編をzipファイルとhtmlファイルで置いてありますから、ダウンロードしてお読みください。
  蘿洞先生 → rado_sensei.zip
  続蘿洞先生 → zoku_rado_sensei.zip

 本文は青空文庫様式で作ってありますが、青空文庫のものではありません。私が勝手に入力したものです。文字入力間違いもありますことをご了承の上、お読みください。

 今のブラウザで読みたい方は、html版をどうぞ。
  蘿洞先生 → rado_sensei.html
  続蘿洞先生 → zoku_rado_sensei.html


 ブラウザ上で縦書きで読みたいという方には、電子書籍リーダー「えあ草紙」をお勧めします。(Adobe Flash Playerが必要)
 縦書き表示のみならず、文字の大きさを変られ、ふりがな、傍点、踊り文字もちゃんと表現されるから読みやすい。
 「えあ草紙」のページを開いたら、作品のURLのボックスに、以下のようにzipファイルのURL、
http://www.ne.jp/asahi/galapagos/hiro123/novel/rado_sensei.zip
を入れます。(コピー&ペーストをすればよい)
「えあ草紙で読む」ボタンをクリックするだけで解凍してくれ、作品の本文が表示され、ページめくりができます。


 次回は、「谷崎万華鏡」で2つ目に面白かった「台所太平記」を紹介し、谷崎潤一郎の「台所太平記」をこれと同じようにダウンロードして読んで頂けるように設えます。

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