月初2017年08月01日

 8月は棟方志功の2017年カレンダー、そのものを掲げた。

一点の雲なくなんと蝉に風

 原石鼎はらせきていの句。

 なるほど、表ではセミがしきりに鳴いている。

NEC PetiScan2017年08月02日

 親ガメの上に子ガメといった感じで、EPSON のA4スキャナーの上に乗った小さなスキャナーが NEC の PetiScan(プチスキャン)だ。日曜日に落札して、きょう届いた。
 PetiScan は1999年に NEC が発売したものだ。興味のある方には当時の記事を参照されたし。(PC Watch 週刊スタパトロニクス→パーソナルユースならこれでOK!! NEC PetiScan)

 1999年頃、私は Canon のスキャナーを持っていたし、このような小さなスキャナーに興味はなく、知らなかった。18年後の今になって、オークションで落札したのはどういうわけかというと、同じく落札した4×5の Sinar を使ってのスキャナーカメラを作りたいからだ。
 その作例は、新・平成写真師心得帳「ひょうたんからスキャナ」に出ていて興味を持った。そこで使っているのがハガキスキャナーこと PetiScan だった。探してみると、ヤフオクで3,500円で出品されいた。

 PetiScan を裏返すと、そこにも窓があり向こうが透けて見えるようになっている。
『PetiScanは、通常は100×148mm(ハガキサイズ程度)の原稿を読み取れるフラットベッドスキャナとして使う。が、原稿がどうしても上に乗っからないという場合は、PetiScanのフタ部分を取り外して、スキャン面を原稿の上に乗せてスキャンすることができる。つまり、原稿をスキャナの上に置くのではなく、スキャナを原稿の上に置くわけだ。単純な発想だが、フラットベッドスキャナの汎用性を高めつつハンディスキャナにはない解像度を出す、実にマジメなアイデアだと思った。なお、PetiScanを原稿の上に置いた場合でも、原稿の表面が確認できるように、PetiScanの底部にはのぞき窓が付いている』
 と、スタパ齋藤の説明を読んで納得できた。
「新・平成写真師心得帳」においても、
『スキャナの裏側半分もなぜか素通しのガラスなので、すりガラス処理をしたスキャナ面を裏からのぞける。つまり、そのままピントグラスになるのである』
 と、電源はUSBでパソコンからとれる、読み取りサイズはハガキサイズであるから4×5カメラとほぼ同じ、など手軽にスキャナーカメラにするにはうってつけの製品なのだ。

 さて、この NEC PetiScan は、1999年の製品ゆえ、現在では、Windows2000までのOSで動く。ドライバがそこまでは対応しているということ。先達のありがたい情報があり、Windows2000はWindowsXPと同様であるから動くのだという。私がこのために使いたいノートパソコンはWindowsXPなのだ。
 ちなみに、 PetiScan は台湾のOEMメーカーの製品で、ドライバソフトはそこから手に入れた。NEC にあるWindows2000のドライバは動かないそうだ。
 なんとかドライバを入れて PetiScan を認識させた。PetiScan はのろのろと頼りげなく動き、ノートパソコン上のPhotoshopでイメージが出た。
 3,500円と宅配料金が無駄にならずよかった。
 イメージの範囲を知りたいから、物差しを置いてスキャンしてみた。(実際の画像は、横1746、縦1200))
 これで、スキャナーカメラの第一段階は終わり、次は実際に Sinar に取り付ける第二段階になる。

Sasaki Studioの150mmレンズ2017年08月03日

 Sinar Normaのために、さらに、落札したものがある。Nikonの150mm f5.6のレンズだ。
 まけてもらって、送料込みで2万円以下だった。
 4×5で150mmのレンズは、通常のカメラの50mmレンズのように、いわいる標準レンズだ。
 レンズのリングに Sasaki Studio 25 の刻印がある。
 東京の神田にあった「佐々木スタジオ」のものだ。そこで使っていたレンズであることは明らかだ。佐々木スタジオは、昨年(2016年)3月だかに自己破産した。
 ササキスタジオは、1955(昭和30)年創業の老舗の商業写真スタジオだった。最盛期は120名ほどの社員がいたという。東北大震災以後、商売がふるわず、破産にいたった。デジタル化の流れについていけなかったともいわれている。
 私はこのスタジオとの関係はない。神田駅そばのスタジオのあるビルの前を通りかかったことがある程度だ。
 多くの優秀なカメラマンを輩出したスタジオで、このNikonのレンズは出処明らかであるから、喜んで落札した。落札したときに、そのことを出品したショップにいったら、そのショップが佐々木スタジオの写真関係の品々を全部買い取った、これからも出品するからよろしくといわれた。

NEC PetiScan で外を撮る その12017年08月04日

 せっかちな私は、ゴムバンドで簡易的に PetiScan を Sinar のフィルムフォルダーを置くところにくくり付けて、さっそく表の高祖山を撮ってみた。
 PetiScan のガラス面には、文具のクリアーホルダー(透明でないもの)を切って貼り付けてスクリーンとした。
 それで何枚かスキャンしてみた。  以下の写真は、F45ぐらいの絞りで撮った。
 最初にしては、あまりにも、ひどい画像である。
 筑肥線の線路の向こうには教会があって看板の教会名の文字は読めるものの、昔のテレビのように走査線のような横縞模様がある。
 さらに、いろいろと工夫をしようと思ったら、スキャナーは動かなくなり、パソコンのPhotoshopは固まってしまったから、中止した。
 きょうは、半日ばかり、ノートパソコンのハードディスクを予備のものに入れ替え、PetiScan のドライバも新規に入れる作業をした。すると、PetiScan は調子よく動くようになり、Photoshopも固まらない。

 PetiScan がしっかりカメラに固定できるように、おまけで付いていた4×5のフィルムフォルダーを、素通しに改造してみた。それをスキャナーのガラス面に貼り付け、それごとカメラの枠に取り付けることにした。
 こうすれば、位置が安定するだろう。
 ガラスに貼り付けた簡易スクリーンは破れてしまった。別な素材を探そう。
 これからは、しばらく夏の工作の時間だ。両面テープなどで取り付けるから費用はかからない。