壊れたレミーマルタン2018年01月20日

 妻が知人の女性(私と同い歳だという)からフランスのコニャック、レミーマルタンのVSOPを貰ってきた。
「でかした!」
 と、久しぶりに本場の高級酒であるVSOPを飲める私は喜んだ。
 その女性の御主人が洋酒好きで買っておいたものだというが、御主人は5年前ぐらいに亡くなっている。ボトルを買ってから5年以上経っているものだ。アルコールの芳しい匂いが漂っている。ボトルのコニャックの液面が明らかに下がっている。すでに「天使の取り分:Angel's share」されてしまっていた。
 これは寝かせて保管しておいたのだろう。栓のコルクがコニャックに接した状況が長いとコルクが痩せてくるそうで、中身が漏れ揮発してしまったようだ。
 さっそく封を切り、栓を抜こうとすると栓のクルクは簡単に折れてしまった。ワインの栓のようになってしまった。
 ワインの栓を開けるようにオープナーを使ったところ、コルクはボロボロで柔らかく、掻き出すような具合で取り出した。いくつものコルクの欠片がボトルの中に落ち込んだ。
 10年前ぐらいだったろうか、私が酒飲みであることを知っている下戸の友人から10年置いたままだというレミーマルタンをもらったが、同じような状態だった。
 酒飲みの私は酒があればすぐに飲み干してしまう。未開封の状態で数年も置いておく嗜好はない。酒は速く飲んでしまうに限る。
 テスティングをしてみた。水で薄めたような味だ。味は壊れているが、コニャックの香りは残っている。通常のアルコール度は40%だが、私の感覚では、25%から30%の間ぐらいだ。これなら飲める。
 別なビンにコニャックを移すことにした。一週間前に飲み干したボジョレーヌーボーの空き瓶があったから、そこに漏斗と茶漉しを使ってコニャックを注ぎ込んだ。
 そのままで飲むとおいしくはない。氷を入れてロックで飲むと、いい感じで飲める。
 今宵から酒の楽しみが一つ増えた。このコニャックを飲まずに天国へ召された御主人のことを想い、大事に頂こう。

コメント

_ (未記入) ― 2018年01月21日 00:29

10年くらい前に、会社の大掃除の日に女子更衣室にバブルのころお客に贈ろうとしてそのままになっていたコニャックありました。職権乱用で私が持ち帰り試飲したところ絶妙な円やかなブランデーでして、一人で飲むにはもったいなくなり行きつけのスナックにて知り合いと一緒に飲みました。元来洋酒音痴でブランデーなど飲まない私は、後で高級品と知ったが後の祭り。酒に卑しく小粒人間の私は今でも慚愧に絶えない。

_ 美味しいものは先に 悠悠炊事 ― 2018年01月21日 04:54

コメントありがとうございます。
美味しいものから先に飲みましょう、食べましょう。
これが私のやり方です。最初においしい酒を出して飲む。それで酔って飲み尽くして、さらに飲みたくなったら普通の酒を飲む。
いい酒で先に酔うのが一番ですよ。

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