西表島の陶器2017年12月29日

 西表島の陶器工房の「ビームパリ窯」へ行ったときに、マグカップと皿を買った。
 シロハラクイナの絵の入ったマグカップは、コーヒーと同じ色で、大きさ、指をかけるところ、口に当たるあたりの厚みやカーブが私にぴったりで気に入った。陶磁器選びは自分の感性でやるものだ。
 3週間ばかり使ってみると、もう手放せないぐらい私の体に合っている一品だと分かった。買ってよかったと、しみじみ思っている。
 コーヒーの雫が垂れて汚れていても気にならない色合いが実にいい。

 皿は明るい青の色がいいから買った。
 キハダマグロなどの赤身の刺身を食べるときに、その色が映える。

Nikon F を買い戻す2017年11月25日

 夏頃、ミニチュアカメラ ニコンF というのが Nikon の100周年記念で限定発売された。ヨドバシでは¥17,800だった。大きさは本物の半分で、レンズが外れ、後部のフィルムカバーも外れ、擬似的にミニチュアのフィルムを入れられたりする仕掛けが施されているが、写真を撮ることはできない。
 10年ほど前に Nikon F を手放した私は、これを手に入れるのもいいなと思った。しかし、今ではオークションでこの価格で買える中古の本物が出回っている。それを落札して同じようにアクリルケースに入れるのがいいのではないかと私は考えた。一体しかない国宝の仏像と違い Nikon F は大量生産品なのだ。

 軽い気持ちでヤフオクでの Nikon F の出品を数ヵ月見ていると、実物を手に入れたいという欲望がふつふつと湧いてきた。
 Nikon F、このカメラを持って写真を撮ることが子供の頃からの私の望みだった。
 1971年、望みを叶えた。2ヶ月分の給与に相当する価格で新品を買った。719****番台で1970年12月~197l年2月の間に製造されたものだ。35年ほど使った。世界のあちこちに行った。あちこちぶつけてペンタプリズムの頂上は凹み、岩場でころがり落ちボディは擦り傷だらけになったが、壊れたことは一度もなかった。30年ほど使った頃、消耗品であるミラーのモルトプレインがぼろぼろになった。デジタル一眼の Nikon D1 の修理の際に一緒に銀座のニコンサービスセンターへ持っていったら無料で貼り替えてくれた。
 右の写真は、30年経った Nikon F に、Nikon D1 用に買った 17mm-35mm のズームレンズを付けたもの。Nikon F はペンタプリズムの凹みも分からず、一見、美品だ。(2001年11月に撮影)
「フィルムカメラはさようなら」と私は思っていたから、デジタルカメラの時代になってもフィルムカメラで撮りたいという写真家志望の人にこの Nikon F を進呈した。後に、それで撮って作った写真集を見せてもらった。
 46年前当時と同じ Nikon F を取り戻し、触り、操作し、眺めたい、一年に一度ぐらいはフィルムを入れて実際に撮ってみたいというノスタルジックな気持ちになってきた。Nikon F は日本の代表的な精密工業製品というだけではなく、美しい工芸品だと私は思っている。唐津焼のように置いて眺めるだけでも素晴らしい。

 11月の半ばからのオークションで、私が利用したことのあるショップから、Nikon F のブラックとシルバーがレンズ付きで出品されていた。写真では双方とも傷がなくいい状態に見える。私にとっての Nikon F はシルバーで、レンズは50mm F1.4の前面の縁(フィルターをねじ込むところ)もシルバーのものでなくてはならない。これぞまさしく私の望む品だ。
 私は昔の自分の Nikon F を買い戻すつもりで、18,000円(税抜き)で落札できた。ブラック Nikon は、68,100円で落札されていた。ブラックのほうが人気があるのだ。
 プチプチ袋に入って届いた Nikon F を手にとって驚いた。ピカピカだ。新品ではないかと見まごうばかりの美しさなのだ。傷や汚れを探すことが難しいほどだった。
 730****番台の機番から、 1971年11月~1972年8月に製造されたものだと分かるが、それからの45年間を、どこでどうしていたのだろうか。ほとんど使われず死蔵されていたかのようだ。
 レンズを外し、ファインダーを外し、ピントグラスを外し、裏蓋を外した。Nikonの銘板のネジ2つがゆるんでいたから時計ドライバで締め付けた。再び組み付けて、1/1000から B、T までシャッターを切ってみる。操作している分には問題を感じない。50mm f1.4 のレンズは Nikon D3 に取り付けて撮ってみた。
 久しぶりに Nikon F を構えて動かすと、意外と小さいものだと思う。だが、ずっしりと重い。シャッター音が激しく凄まじいなどと思う。充実が詰まっている。うれしさがこみ上げてくる。感動している。気持ちは1971年に戻っている。

 触った後は、飾っておくだけでいいかと思っていたが、やはり撮影したくなる。デジタルカメラではないから、電池はいらないが、フィルムは必要だ。
 イオンモールにあるカメラのキタムラへ行って「フィルム、置いてますか?」と聞いた。
 この店ではネガカラーフィルムしか置いていない。富士フィルムのISO400の36枚撮りネガカラーフィルム3本セットを 1,760円で買ってきた。現像は1本 648円で出来上がりまで1週間ほどかかるという。
 久しぶりの Nikon F での撮影を楽しもう。
 そしてディスプレイ用のアクリルのケースを注文しよう。

iPad2017年11月06日

 2010年に買った初代の iPad は、4年前から妻が使っている。OS等のバージョンアップがないからか、YouTubeが見れなくなったという。
 現在、私が使っている2013年の iPad Air をお下がりとしてくれという。あなたは新しいiPadを買ったらどうかと手前勝手な提案をする。
 目立った進歩のない iPad であるから、私のは今のものでいい。というわけで、妻には新品の iPad(32GB)を誕生日プレゼントとすることにした。いい亭主ではないか。
 本体は、40,824円、赤いスマートカバーは 5,184円だった。2010年の初代iPadは 73,400円だったから安くなったものだ。ちなみに2013年のiPad Air(32GB)は、61,800円だった。
 各種のデータは妻の iPhone から移ってくるから設定は楽だ。なければないで困りもしないが、あればあるで便利なものだ。