デスクトップ・フォトグラフィー2017年09月09日

イリオモテヤマネコ:Nikkor-W 150mm/f5.6:撮影時 Nikon D3 F5.6 1/5sec ISO-200

アオリを加えて撮影: Nikon D3 F22 1.3sec ISO-400
 阿修羅像に続いて、西表島の特別天然記念物であるイリオモテヤマネコのフィギュアを撮影した。
 このフィギュアは2002年に小学館が「日本の天然記念物 動物編」として発行されたものだ。小さいフィギュアながら、愛嬌のある顔をしている。私は毎年のように西表島へ行くが、今だに本物を見たことがない。

 撮影は、Sinar の後部に取付けた Nikon D3 にHDMIのコネクタを付け、それをパソコンのモニターにつないだ。Nikon D3 は、ライブビューのできるカメラで、この方法でやるとカメラのファインダーを覗かなくてもピント合わせができる。画像はフルハイビジョンであるから大きい。合焦作業が楽に正確にできる。
 イリオモテヤマネコはパソコンの上に置いてある。

Sinar にデジイチを取付ける2017年09月07日

 4×5のフィルムは出来上がりまでに金も時間もかかる。Sinar Norma の操作を楽しむためには、デジタル一眼レフカメラ(デジイチ)を取付けて撮るのもいいだろうと思った。
 Sinarを介さず、そのままデジタルカメラで撮影すれば同じことだと思っていたが、やはりレンズの質、本体の蛇腹のありなしなどで撮影方法が異なるからか、けっこう楽しいのだ。
 ピントグラスの代わりにデジタル一眼レフカメラを取付けるプレートをヤフオクで調達した。これを新規に作ってもらうと2万円以上かかってしまうが、送料込みで8,648円ですんだ。高いか安いかは人の価値観だが。
 取付けるカメラは、Nikon D1 か Nikon D3 だ。Nikonのデジタル一眼レフは出っ張りが多いから、取付けには接写用のリングを追加した。
 カメラ側はシャッタースピード優先のセッティングにしておくものの、レンズシャッターや絞りをカメラから制御できないことが分かるようで、勝手にカメラ側がレンズから入ってくる光に応じたシャッタースピードにしてくれる。楽ちんである。シャッターは震動防止のためにセルフタイマーを使った。
教会:KOMURA 400mm/f6.3:撮影時 Nikon D3 F22 1/200sec ISO-800
 Nikon D3 はフルサイズのカメラであるから、KOMURAの400mmレンズは、そのまま400mmである。Nikon D1 は、APSサイズで撮像素子が小さい。だから、それで撮ると、1.5倍の焦点距離の画角になり、400mmは600mmになる。(Nikon D1 は画素数が少ないから使わなかった)
高祖山:Nikkor-W 150mm/f5.6:撮影時 Nikon D3 F32 1/100sec ISO-800
 撮影時の画素数は、4256×2832。
 フィルムカメラ用のレンズを使ってデジタルカメラで撮ると、撮像素子との相性がよくないといわれるが、一眼レフでは、400mm、150mmという望遠レンズであるからか、また大判用のイメージサークルの大きいレンズであるせいか、違和感を感じる写りではない。デジタルカメラ用のレンズよりも柔らかく写る。

 65mm/f8のスーパーアンギュロンは、焦点距離が短かいから、蛇腹の厚みと、一眼レフの懐が深いため焦点が合わせられないから使えない。なんとか試したいところだが、このレンズは4×5のフィルムで撮るから、いい味わいがある。35mmのデジタルカメラで撮っても普通の65mmレンズの写りであろう。

 Nikkor-W の150mmレンズで物撮りをしてみた。2年前に買ったMORITA(販売はイスム)の阿修羅フィギュアである。
阿修羅フィギュア:Nikkor-W 150mm/f5.6:撮影時 Nikon D3 F22 1/50sec ISO-200
 お顔は1円玉ほどのフィギュアだが、「古寺巡礼」の撮影の気分になれた。
 このフィギュアは2年前にはスピードライトで撮影したが、あまりにも明る過ぎて写ってしまったから、今回は小さなLED懐中電灯でやってみた。
 三脚を立て、蛇腹の伸縮でピントを合わせると落ち着いて撮影ができる。同じNikonのレンズだが、4×5用のレンズはデジタルカメラで直接撮っても味わいがある。

コムラーレンズ 400mm2017年09月05日

 Sinar Norma におまけで付いていた、もう一本のレンズが、三協光機の400mm/f6.3だった。日本光学はニッコールレンズというように、三協のそれはコムラーレンズと呼ぶ。シャッターはコパルのNo.3が付いていた。
 1969年に株式会社コムラーレンズと社名を変えたが、まだデジタルカメラが出現していない1980年に倒産した。この400mmは SANKYO KOHKI と彫られているから1969年以前のものだろう。当時は安価なレンズを作る会社だったのだ。
 約50年前のものながら、レンズはチリの混入、曇り、カビは見られず、驚くほどきれいだ。
 4×5での400mmレンズは、35mmカメラでは105mmぐらいになる。
向かいの集合住宅:KOMURA f6.3/400mm F22 1/60sec FUJICHROME Velvia 100F
 フィルムはスキャンして、5488×4356のピクセルにした。これをピクセル等倍でカットした画像が以下である。
 いい感じの解像度だと思う。
 落札価格 31,000円で、Sinar本体、シュナイダーのf8/65mm、400mmのコムラーレンズまで付いてきて、それぞれが確実に動きいい写りをする。大変、いい買い物をしたわけだが、それは既にフィルムカメラが終焉したからなのだ。

フィルムの後処理2017年09月02日

 現像された4×5のフィルムは、2001年に発売されたエプソンの GT-9700F でデジタル化する。
 フィルムの読み込みもできる、このスキャナーは、当時、4万円を切った価格だった。その後、16年経過した今でも通常のスキャナーとして現役で使っているが、フィルムのスキャンをするのは4年ぶりだ。
 4×5のフィルムを専用のフォルダーに収め、原稿台のガラス面に乗せる。原稿台カバーから昼光色の光が出てフィルムを透過させて読み込む仕組みだ。主走査方向(写真では横方向)の最高の解像度は、2,400dpi。4×5のフィルムをこの解像度でスキャンすると、計算上では、縦9,600ピクセル、横12,000ピクセルになる。
 2000年代の終わりまでは、最高解像度でのスキャンはしなかった。パソコンが非力だったからだが、そんなに多い画素数を必要としなかった。2013年になって、パワーアップしたパソコンでやっと最高解像度でスキャンできた。
 以下が、4年前に1枚だけ2,400dpiでスキャンした写真だ。データが多すぎるので、そのまま表示できない。
 白の枠の部分を、ほぼピクセル等倍にしたものを掲げる。
 スキャナーが古いからドライバはWindows Vista までの対応だが、EpsonのGT-X970のドライバを流用すると Windows10 でも読み込める。だが、GT-X970はブローニーサイズ(幅が6cmのフィルム)までしかスキャンできない。
 結局、Windows7で読み込んだ。2,400dpiのスキャンは時間がかかる上にデータ転送エラーが頻繁に出て、今回、読み込みに成功したのは2枚だけだった。主に1200dpi(5,500×4,364)で読み込んだ。パソコンのせいではなく、スキャナー本体に問題があるようだ。
 現在、エプソンは4×5のフィルムを読み込めるスキャナー EPSON GT-X980 を6万円を切った価格で売っている。終焉に向かっているフィルムのために、新しいスキャナーを買う気はない。
 16年前の GT-9700F を騙し騙し使っていこう。

 8月に撮った写真を1枚だけプリントしてみた。印画紙での全紙(45.7cm × 56.0cm)のダイレクトプリントは1枚 5,000円以上の価格となるから、100円でA3のカラーが得られるセブンイレブンのネットプリントでやってみた。
 画像はデータ量6.36MB、8051×5693のピクセル数でアップロードした。ペラペラなコピー用紙にプリントされる。300dpiの解像度だが、デジタルカメラで撮ったものではないと分かるアナログ的な画質で、意外といい感じだ。