おまけのSuper-Angulonで撮る2017年08月12日

 フィルムを使って撮り始めた。400mm、150mm、65mmの3本のレンズがある。65mmのレンズは普通のデジタル一眼レフカメラであったら標準レンズだが、4×5のカメラでは超広角レンズだ。(4x5の65mmは135判では約18mmに相当する)
 よって、Sinar の蛇腹は極度の圧縮(フィルムとレンズとの距離が近い)を強いられる。以下の写真のようにすると 65mmでも無限大のピントがなんとか合う。
 ピント合わせのとき、このレンズはシャッターを開きっぱしにすることができない。古いSinarにおまけで付いてきたレンズだから壊れていても不思議ではない。それならシャッターレリーズを使って、スピードをB(バルブ)の位置にして固定しておけば、シャッターは開きっぱなしになるからピント合わせができる。だが、映像は暗い。冠布(黒い、かぶり布)とルーペは必須だ。
 このレンズは Super-Angulonスーパーアンギュロン の F8/65mm、ドイツ製だ。レンズの胴には Linhof と赤文字がある。調べてみると、可搬しやすい4×5のカメラ、リンホフのテテヒニカに付いていたレンズで、有名で人気があるようだ。確実に50年以上は経っている。特に古いレンズは、シャッターを開きっぱなしにできないのだそうだ。
レンズの上部に緑丸のレバーがある。写真では X の位置にある。そこはスピードライトを使う時のシンクロポイントで、M はバルブ(玉球)を使う時なのだ。V は何かというとセルフタイマーなのだ。私は V をViewの略でシャーターの開きっぱなしにするものかと思っていた。
セルフタイマーはちゃんと動く。これはいい。妻と二人で揃って記念写真を撮ってみよう。
 20年以上デジタルカメラを使っているから、Sinar にフィルムを入れてシャッターをきっても物足らない感は否めない。撮れたんだか、撮れてないのか、さっぱり分からない不安がつきまとう。やはりデジタルカメラがいいのだよ。
 20枚のフィルムを撮り終えるのは何時になるか分からないが、フィルムはまとめて東京のラボに郵送して現像してもらう。出来上がると宅配で代引きで届くという。

スマホアプリの露出計2017年08月11日

 撮るには露出を決めなくてはならない。おまけで付いていた65mm/F8のドイツ製レンズには、絞りとシャッターが付いている。撮影する対象によって絞りとシャッタースピードを決めなければならない。
 光の量を測り絞りとシャッタースピードの組み合わせを決める露出計(Light Meter)は2年前に処分したから今は持っていない。コストはかけたくないから、無料のスマホの露出計アプリに頼ることにした。
 探してみると、いろいろあるが、beemCam LightMeter と、LightMeter Free の2つをダウンロードして操作してみた。
 beemCam LightMeter は入射光を測定する。LightMeter Free は入射光、反射光の両方が測定できる。
 どちらも新しい時代のアプリだからか、大判カメラのレンズの最大絞りのF64は無視されている。絞りはF22、F32までしかないのはやむおえない。
 ルックスからいって、LightMeter Free のほうがいい。使いやすく、見やすいから、これを使うことにした。
 スマホに付いているカメラで写真を撮れば、ちゃんと写っているから、おおむね精度はいいだろう。
入射光モード
 右上のスイッチを I にすると入射光モードで真ん中の白玉が白くなる。スマホの液晶画面側のカメラを使っている。
反射光モード
 右上のスイッチを R にすると入射光モードで真ん中の白玉に対象の画像が映る。分かりやすい。スマホの裏側のカメラを使っている。

4×5フィルムとホルダー2017年08月10日

 ちょうどヤフーオークションで、未使用の4×5のフィルムホルダーが5枚、5,500円で出品されたから落札した。出品者は同じ県内であるから、送料は安かった。
 中古のものはもっと安いがフィルムホルダーとフィルムは新品がいい。フィルムホルダーは裏と表にそれぞれフィルムが入るから、フォルダー1つで2枚の撮影ができる。
 いよいよフィルムで撮影する段階にきた。
 さっそくヨドバシ.comで、まだ売っているフジフィルムの4×5のリバーサルフィルム、Velvia 100Fを注文した。20枚一箱で、8,160円だ。フィルムは10枚ごとに袋に入っていて、それが2袋。一枚当たり408円となる。ちなみにフィルムの現像代は一枚295円であるから、一枚の撮影コストは 703円となる。デジタルカメラは撮れば撮るほど安くなるが、フィルムカメラは撮れば撮るほどコストがかかる。
 夜になって、真っ暗にした部屋で、フィルムを一袋開封して10枚の装填作業をした。明るい部屋でも装填できるチェンジバック(黒い袋)というものがあるが、コストをかけたくない。
 私が4×5のカメラを始めたのは1993年だから、20年以上ぶりの作業となった。
ご参考→4×5シートホルダーフィルム装填方法

NEC PetiScan で外を撮る その22017年08月08日

 スキャナーに素通しの4×5のフィルムホルダーを正確な位置に置けるように工作した。
 ピントを合わせるスクリーンは、拙宅で調達できた4種類用意した。
A コンピュータプログラムのCDが入っていたケースを切り取った。
B DVDケースを切り取ったもの。
C 30cmLPレコードジャケットの袋を切り取ったもの。
D クリアーホルダーを切り取ったもの。

 以下が結果だ。BとDはだめだった。
Aの画像
 階調の再現はいいが、鮮鋭度がない。表面のエンボス(つや消しの凸凹のパターン)が大きすぎるのだ。
Cの画像
 新しいレコード袋なのに、シワがあるからこんな状態だ。しかし、鮮鋭度はよく、教会の看板の字が読め、塔の鐘も見える。
 このスキャナーでやるとカラーにはならない。セルフォック・レンズ・アレーを用いた仕組みで、スキャナーの照明が順次、赤、青、緑を発光させる。その反射光がレンズアレーを通ってセンサーが順次読んで回路上でカラー再現する。ところが、レンズを通ってきた外の光のほうが強烈であるから、照明の赤、青、緑は意味をなさない。濃淡しか出ない。
 横縞が出るのはセルフォックレンズだからだろう。これは解決がつかないと思う。
 簡易に文書などを読み込めるために作られたものと、4インチ、5インチ幅のフィルムに光を送るために作られたカメラとでは目的が違う。それをうまくいくようにするには限度があるというものだ。
 さらに、スクリーンを工夫して、そこそこの写真(白黒)になるようにやってみよう。